自律神経失調症が世間に軽視されてる件について
誰もが知っていると言っても過言ではない自律神経失調症ですが、
自律神経失調症=仮病
というイメージが世間にこびり付いています。
これは原因不明の体調不良を内科医等が「とりあえず失調症」と診断する事が多い為でもあります。
今回の記事では失調症が世間に軽視されている原因を考察していきましょう。
そもそも自律神経失調症とは?
人間の身体には自分の意志で動かせる部分と、コントロールが出来ない部分があります。例えば手足は何かの病気やケガがない限りは自分の意志で自由に動かすことができますが、心臓の動きや胃腸の働きを自分の意志でコントロールすることはできません。
自分の意志では動かせないけれど、生命活動に関わる重大な部分の働き、これを自然にコントロールしている神経が自律神経です。
引用元
cocoromi-cl.jp
この自律神経が乱れてしまう事により様々な身体と心の不調を招いてしまいます。
主要な症状だと、
原因不明の体調不良を失調症に押し付けるな
体調不良で病院に行った時、原因が特定出来ないと自律神経失調症のワードが必ずと言っていい程出てきます。
この背景には、先ほどのように失調症の症状が多過ぎることと、医者が患者を納得させる為に言う事があります。
ただ、中には投げやりに「分からないから失調症と言っとけ」みたいな町医者がいる事を忘れてはいけません。
また、どうしても病気の診断書が欲しい時などに仮病で内科に行くとだいたい失調症です。
ふざけた人間の為に自律神経失調症を乱発して欲しくないと思います。
失調症は症状によって別の病名がつく
実は自律神経失調症は正式な病気と定義されていなく、あくまでも身体の状態の事を指しています。
ちょっと調子が悪いだけみたいなイメージがありますが、それは大間違いです。
風邪が重症化すると肺炎になるように、失調症も重症化<するとうつ病や適応障害、パニック障害などの病気を引き起こします。
こうなると自律神経失調症という名前は影を潜め、症状が強い別の病名が付きます。
そのため失調症は軽い体調不良ぐらいのイメージが世間に植え付けられてしまうのです。
まとめ
失調症の症状が軽い時は他人から見ると仮病と見分けがつかない時があります。
実際に仮病の人間が病院を受診し失調症と診断される事は決して珍しい事ではありません。
その影響で
自律神経失調症=仮病
というイメージが世間にこびり付いてしまい、失調症で苦しんでいても周りから軽視されてしまうのです。
今回の記事では自律神経失調症について書かせて頂きました。原因不明の体調不良を失調症と安易に診断する事だけは辞めて欲しいと思います。医療保険みたいに嘘の症状の申告をしたら、告知義務違反で詐欺罪を適用できれば仮病の抑止力になっていいんですけどね。少しでも自律神経失調症の理解が進みますように。
ご覧頂きありがとうございました。
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